マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

毒を注入しあう人々

マメチュー先生やポあねは、医薬品を扱うお仕事をしています。

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身体の不調を訴えている患者さんたちに薬を与える、そんなお仕事。


そして体調が悪いため不安に思っている患者さんに“薬になるような言葉”をかけてあげる。




しかし時として、薬というものは毒にもなりえます。



薬毒同源。



毒から薬が作られることもあるし、薬も扱い方によっては毒になることもある。




ヤドクガエルは、その名の通り毒を持っています。


自分で毒を作り出しているのではなく、毒を持つ生物を摂取することで体内に毒を取り入れている。


ヤドクガエルの毒はとても強力で、モルヒネの200倍はあると言われています。


しかしその毒を利用し、製薬会社は依存性のない鎮痛剤を開発しているそうです。



毒が薬になる。



でも人間が嫌みったらしく悪意を持って発する“言葉の毒”には、薬が含まれていることは無い。



凄まじく前向きな考え方が出来る人にとっては、もしかしたらその言葉を薬と捉え、自分をより改善させる方向へ持って行けるかもしれない。



ですが普通の人は鬱陶しいことを言われたら、即ストレスになると思います。



ポいもの身近で鬱陶しいといえば前回の記事に引き続き、伯母のペリコです。


どうやら自分自身が人を楽しませる、という発想が無いみたい。


なので「面白い話して」が口癖。

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そして人の好きなものや趣味は認めようとしないのに、自分の好きなものは無理やり押しつけようとしてきます。


自分の価値観を押しつけてくる、そんな人物。




でも大丈夫!



なぜならポいもは、鬱陶しい事は鬱陶しいと言えてしまうタイプなのです。


毒を注入されても、即注入仕返せるので文句言えずに我慢してしまうタイプの人よりはストレスは少ないと思います。



だけどおそらく何も言い返せず、うちにストレスをため込んでしまう人もいることでしょう。


毒が体内に溜まっていき、体調を崩してしまうこともあるかもしれません。



ただポいもは、身内には言い過ぎてしまうフシがあるので、本人はつらいでしょうが言葉を制御出来る人のことは見習いたくなります。



何しろポいもときたら、言いたいことは垂れ流し。



「優しさとは何かね?」




しかし関わることすら面倒くさいという時は、わざとだんまりし何も言わなかった事もあります。




以前伯母と出かけていた時…


再びポいもの横でピーチクパーチク、鬱陶しいペリコ。


相変わらずの様子のペリコ。



「どうして今、日本中が応援しているスポーツを見てないの!

あんたってホンット何にも興味がないのね!!」

等と、その時は言っているようでした。



それはいつも乗る、デパートのエレベーターの中。


ペリコは毎回勘違いをし、関係ないフロアで間違えて降りていく。


ホントに毎回。

もう10回近く間違えてる。



そしてその日も予想通り、ピーチクパーチク言いながら間違ったフロアで降りて行きました。


普段なら“このフロアじゃないよ”と声をかけてあげるのですが、その日は…




「………」



ポいも、なにも言わず黙って見送る。



何だかとっても邪魔くさくなって、黙って見送る。



別にここで別れても、そのままお互い勝手に家に帰ればいいだけのこと…。



しかし残念ながらポいもの気配が背後にないことを察知し、ポいもがエレベーターから降りようとしていないことに気付かれてしまう。

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「やだ、また間違えちゃった?

ってかあんたは何で“間違ってるよ”とか声かけてくれないのよ」



すいませんね、そういう奴なんです。



空気の変化は察知出来ないけど、気配は察知出来るペリコ。


同じ姪でもポあねとは違うのです。


毒姪なのです。



一緒に出掛けてたのが、そんなことは決してしなさそうなポあねだったら良かったのでしょうけれどもね……