マメチュー先生の調剤薬局

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ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

毒親戚

毒親:子どもに悪影響を与える親のこと


数年前“毒母”という言葉が流行りました。


子どもを自分の思い通りに、まるで物のように扱う母。


身近すぎる分、そういう風に子どもを育ててしまう母親も出現してしまうのでしょう。


でも“毒”ではなく“薬母”なる言葉もあったりしないものか…


そう思い“薬母”とネット検索してみる。


検索した結果、上位に出て来たもの。



“命の母”



なるほど…



自分の身近にいるもので、癒やしてくれるものはペットくらいなのですかね。



次に“毒”方面でもうちょっと検索をしてみます。


毒祖父母、毒親戚、毒上司、毒友などあるのだろうか…


あるんだったら自分も、人に毒切り吹きかけてるんだろうなぁ…


その中で昔から気になっていた“毒親戚”なる言葉があるかどうか検索してみる。


ありました、毒親戚。



遠くにいるくせに、色々と口を挟んでくる親戚。


自分は何もしないくせに、電話でいちいち口を出しをしてくる親戚。


そういううっとうしめの親戚っているものですよね。


向こうもこちらの為を思って、一生懸命言ってくれているのは分かるのですが…



でも我が家には遠くの親戚だけではなく、近くにも親戚がいます。



母の姉、ペリコ。



母とは背の小ささと、顔のデカさくらいしか似ていないペリコ。


長女だったペリコは官僚だった祖父に猫可愛がりされたらしく、だいぶお姫様気質。


みんなが自分を助けてくれるのは、当たり前だと思っています。


一方うちの母はペリコの姫気質は微塵も無く、貧乏ったらしい性格。


複雑な理由もあるのですがそれに加え、二人は性格も合わないので仲良くありません。



ペリコに会うたびに、母の悪口を繰り返し繰り返し聞かされてしまいます。


昨日も聞いたし、今日も聞いたし、明日も聞くし、来年も聞く。

永遠ループです。

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…いや…でもなんやかんや言ってペリコにも、いいところはあると思います。


グチグチこんな所で身内の事を悪く言っている時点で“毒姪”ですねぇ。



で、今回のエピソードはポいもではなく、ポあねとペリコのお話。


ポあねとペリコは食事をするため、ある施設の階段を移動中。



そこでペリコがぎこちなく階段を降りているのが気になったポあねは“大丈夫?”と声をかけました。



その時…
あと1段という所で、ペリコは足を踏み外してしまいました。



その拍子にペリコは道連れにするように、ポあねの服を引っ張り、結果共倒れ…


ポあねは手首を打ち、ペリコはスライディングするように転がっていく。

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“まさかペリコ、骨でも折った!?”


心配して声をかけようとするポあねに放った、ペリコの第一声。


「あんたが声かけるからよっ!!!」

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ペリコは結局、擦り傷をこさえただけでした。


若くはないからペリコも足を踏み外した時に、慌てて服を引っ張ってしまったのは仕方がないですけども…



不幸中の幸いはその場にいたのが、毒姪ポいもではなくポあねだったこと。


ポいもに向かってそんなことを言おうものなら…


いやはや、お互い言葉は考えて発しなければいけませんね。