前に我が家への侵入者に厳しいという、ぽんちゃんのお話をさせて頂きました。
そんなぽんちゃん、実は自分をこの家に連れて来てくれたポあねとは、2年間くらいしか一緒に暮らしていません。
でもその後、何年たってもたまに帰省するポあねの事は覚えているようで、襲いかかることは一切ありませんでした。
覚えているというか、頭の中にポあねが刻まれすぎているせいなのか…
久し振りに会ったはずなのに、ポあねを見た時のぽんちゃんの反応は、まるで昨日まで一緒にいた人に会ったかのような態度。
攻撃もしなければ、特に喜びもしないし、様子を伺う事もしません。
そして侵入者に厳しいぽんちゃんが唯一。
襲いかからなかった侵入者、母方の伯父。
この伯父はいつも連絡もせず突然、隣にある祖母宅に帰省します。
祖母宅が留守だったため、妹である母に会いに来たようです。
しかし、その母も丁度外出中。
代わりに父が、伯父の対応をしました。
おそらくぽんちゃんは、父の様子を見て何かを察したのでしょう。
伯父に対し敬語を使い、お茶を入れ、もてなす父。
そして伯父に気を遣い、愛想笑いをし、常にかしこまっている父。
そんな父をジッと観察しているぽんちゃん。
その場の雰囲気を感じ取ったらしく、ぽんちゃんは父の隣で大人しくしていました。
ぽんちゃんは何故か別の部屋に行くでも無く、そのままずっと伯父を静かに見ている。
何をどう思っていたのでしょう。
でもぽんちゃんは案外、世渡り上手なのかな?