です。

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

父、ひょうたんと観賞用のかぼちゃを育てる その2

前回の続き

突然ひょうたんと観賞用のかぼちゃを買ってきて、庭に勝手に植えた父。 


そのひょうたんとかぼちゃを放置していたせいで庭は荒れ、近所迷惑になるほど蔓が育ってしまいました。


蔓に関しては無駄に育ったのですが、肝心の果実の方は?



「ひょうたんとかぼちゃが実を付けたよ」


父がそんな報告をしてくる。


「そうか、実をつけたか…」


厳しい環境に置かれた方が、作物は育つ場合もあると聞く。


「ああ、ホントだ。実が付いてる…
付いてるけど」



父、収穫。。。


ひょうたん一つ、かぼちゃ一つ。
どちらもちょうど一つずつ収穫出来ました。

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全く果実が実らないわけでも、豊作になるわけでもないという…


一つしか実らない品種なわけでは、ないですよね?



大事に育てなかった結果が出たのです。


しっかり一つずつ収穫出来ただけでも、ありがたいお話です。



父は塀によじ登り、電柱にぶら下がっているひょうたんとかぼちゃをもぎ取ります。


とりあえず父よ、二度と蔓性の植物は買ってくるなよ…



そして収穫した観賞用のかぼちゃ。


父はそれを、普段雑貨など買わないくせに、ちょこんと部屋に飾る。


「なんかよかったね」


実際それなりに可愛い、小さな黄色いかぼちゃ。



そして結局、かぼちゃは一つでよかった。


このかぼちゃが万一豊作で、部屋中に父がかぼちゃを飾ろうものなら、また母に怒られていたことでしょう…


一方ひょうたんに関しては、これからが本番です。

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父がひょうたんを庭に植えたのには、理由があります。


自分で加工して七味入れにするためです。


“何故…?”



ひょうたんを一から育てる手間と、加工する手間…


絶対、加工してあるひょうたんを買った方がいいと思うのは、不器用で物作りに興味がないからなのでしょうか…



父は周囲の反応など気にせず、ひょうたんに加工をし始めています。


【作業工程】
ひょうたんに穴を開け、中身を取り出す。

その後しばらく水につけておく。

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そして乾燥。



完成したようです。


「なんだろうこれ…」



ニスを塗るわけでもないそのひょうたんは、ただの干からびてしまったひょうたんにしか見えない。


手間暇かけて、干からびたひょうたんを作り出した父。



何やら一人でその干からびたひょうたんに、せっせと七味を入れています。


完成したひょうたんを見ても手作りの“味”的なものは何も感じませんが、干からびたひょうたんに父は一生懸命七味を入れている…


今までそんなに七味など使っていなかった父。


干からびひょうたん七味を取り出しては、頻発に使うようになりました。


加工品のようにそのひょうたんは立たないので、ずっと机の隅で寝転がっています。

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「作ったから使って」

的な事を父が言わないので、干からびひょうたん七味を使用しているのは、父のみです。


その状況は、父にとって正解なのでしょうか?


何となく聞けなかったので分かりませんが…





さて最後に、ひょうたんについてのお話を一つ。


観賞用のひょうたんにはククルビタシンという、植物性自然毒を含有しているものがあります。


摂取すると嘔吐、下痢など胃腸不全を起こし、非常に稀ですが死亡例もあるとのことです。


今までひょうたんって食べれるのかな?

なんて考えた事はありませんが、改めて考えてみると何となく食べれそうな雰囲気…ありますよね。


でも口にしてはいけないんだそうです。

残念…