マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

同じ人見知り

これまでパゴロウさんが、薬剤師のお仕事をしていて思ったこと。


やっぱり…


上手に聞き役になるのが薬剤師として【重要!】


でも肝心の“聞く”という行為が簡単そうで難しいです。


ボクの理想は、お医者さまと同じくらい…


いやそれよりももっと、患者さんにとって相談しやすい“身近”な存在になりたいのです。



“どうしたらなれるんだろう”


だって、職場のてんまさんすら…

f:id:maricats:20200831232450j:plain

数日前にパゴロウさんと目が遭わないよう、スーッと薬局の前を通りすぎて行ったてんまさん。


(ボクと話をするのが、気まずくて逃げたのかな?)

そう思ってしまいます?


パゴロウさんはマメチュー先生に、てんまさんの事で質問をしてみることにしました。

「あの…てんまさんの事なんですけど」

f:id:maricats:20200831232815j:plain

「てんまさんは普段、人見知りするタイプみたいですね」


「…ですよね」


「でもパゴロウさんは、人のことをちゃんと見ているのですね」

「えっ」


「てんまさんの人見知り…
気づいている人は、少ないと思いますよ。
いつも笑顔ですし。
あの方は患者さん以外、何を話していいのか分からないみたいです」


「ボクと一緒…」

(そして嫌われていた訳では無かったんだ。
もしかしたら避けられているのかなって思ってた。
同じ人見知り…親近感わいちゃうかも。
失礼かな?先輩に。)



「パゴロウさん」

「はい」


「人のことを見抜く能力は薬剤師として、必要な事です。
患者さんは、常に本当のことを言ってくれる訳ではありませんから」


薬剤師が患者さんに薬の説明をする事は、重要な義務です。


とはいえ、とても急いでいる人や、何度も説明を聞いている人には、やはりある程度説明を簡潔にしてあげた方が良い。



一方、病や薬に対していつも不安に思っている人には、来局の度に丁寧に説明をし、更には薬の効果はどうだったのかなど、ヒアリングをしてあげることが大切です。


患者さんにいつも同じ説明・対応はしないようにする!


老若男女ごとに対応は違ってくるし、患者さんの性格や人となりによっても違ってきます。


(言葉にすると簡単そうに聞こえるけど、難しいなぁ)



昔、実習生だった頃に出会った薬剤師の人…

f:id:maricats:20200901204207j:plain

「私…朝はあんまりご飯食べて無くて」

「では食べるようにして下さい」

「あ…はぁ…」



確かに…

f:id:maricats:20200901204434j:plain

その時、ちょうど当時と同じように朝食を食べないという患者さんが、来局されていました。

f:id:maricats:20200901204804j:plain

「朝食は召し上がらないのですね?
でも大丈夫ですよ。

このお薬は、飲み忘れを防止するために服用時間を決めているだけなのです。
食事をとらなくても、朝しっかりお薬を飲んで下されば問題ないです」

「そうなんですか?」



「もちろん血糖値を下げる薬とかは、しっかり食事をとって頂いてから服用しなければいけませんが」


「このお薬は、食事をとらなくても朝飲めばそれで良いんですね」


「はい。忘れなければ構いません。
胃腸障害を起こす心配もありません。
もし気になるようでしたら、スープでもクッキー1枚でも軽いものを口にすると良いですよ」


「朝、水は飲むので、その時いっしょに薬も飲みますね」



パゴロウさんは、マメチュー先生の説明を感心しながら“ふむふむ”と聞いています。

f:id:maricats:20200901210508j:plain

「メモ、メモ」

毎日一歩ずつ薬剤師として成長です。