マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

にゃこさん“ねこ森町”に到着

「にゃこさん“ねこ森町”へ行く」の続きのお話。


にゃこさんは押し入れダンボールをくぐり、念願のねこ森町に到着しました。


押し入れからねこねこ会議の会場に行けると聞いていたのですが、にゃこさんが到着した所は会場とは違うようです。


やはりダンボールの押し入れでは、目的の場所がちょっとずれてしまうみたい。


ねこねこ会議に参加するためにあんなに意気込んでいたにゃこさんですが、いざ見知らぬ土地でひとりぼっちになると心細くなり動けなくなってしまいました。

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「まゆちゃん…」

俯いて、しょぼんしているにゃこさんのそばに誰かの気配が…


「どこの子?」

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「ポ村のにゃこさんです。O様にゃすか?」


「O様じゃないです。ダイちゃんです」


ねこのダイちゃんは、にゃこさんの手を引いて町を案内してくれるみたいです。

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「ここはどんな町にゃすか?
にゃこさん初めて来たのにゃす」


「お腹は?減っている?」

「お腹は減っていますにゃ」


「コノシロネズミ食べたことある?」


「ねずみ?マメねずみなら知っていますにゃ」


「でも今日は猫屋さんに行くのです。
お野菜を使ったオーガニックレストランです」


猫屋さんではねこさんたちがお客で来た際には、お野菜入りのちゅ~るを出してくれるそうです。


「おいしそにゃあ!」

「おいしいです」


にゃこさんは、これから美味しいちゅ~るを食べられると思って、テンション上がっています。


ねこねこ会議はどうするのでしょう。



「にゃこさんこちらです」

「にゃむ?」


「ここはO様のお城」

「O様にお会いするにゃ?」



どうやらねこさんたちは、オーガニックレストラン猫屋さんのことを、すっかり忘れてしまっているみたい。


ダイちゃんは初めに会話した、O様のお話の方を思い出したのです。


大きくて綺麗でフワッフワの毛を持つO次郎様。


童話の中に出て来るイメージ通りの素敵なO様です。

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「きみ、だれ?」


普段そんなに緊張しないにゃこさんですが、O様に突然質問されたためびっくり!

お隣にいるダイちゃんの手を握りしめたまま、固まってしまいました。


代わりにダイちゃんがO様に紹介してくれました。


「この子はポ村のにゃこさんです」


「にゃっ!そうにゃす。にゃこさんです」


「こんにちは!O次郎様だよ。略してO様だよ」


「こんにゃちはっ!」


O様は緊張しているにゃこさんに、ご自分のおもちゃを紹介して下さいました。


にゃこさん、ちゃっかり遊ばせて頂きます。


リラックスするのが早いにゃこさん。


にゃこさん………



そうでした。

ねこ森町に新規参入した子どものねこさん、ジルちゃんとシェイちゃんの指導係に立候補しにここまで来たのでした。


子どものねこさんたちに、ねこねこ世界中の事を教えてあげるのです。


「ねぇにゃこちゃん、とっておきのおもちゃ、見る?」


「見るにゃ…じゃなかった。O様!」

「なぁに?」

「にゃこさんもねこねこ会議に、参加してもいいにゃろか?」


「だめじゃないよ」


「…いいってことにゃすね?」

「そうだよ」


「ダイちゃん!やったにゃす」

「よかったです」


にゃこさんはねこねこ会議に、参加出来ると聞いて大喜び!


さくさくと指導係に一歩前進です。


次回へ続きます。



ねこ森町:楓屋さん(id:kaedeya)より