流行りものが大好きなUSAさん。
今日はまゆさんと、一緒にお外でピクニック。
「まゆちゃん、見てこれ!
今、都会で流行ってるチーズケーキ!
美味しいんだって~。食べてみて!」
「え~、いいよ」
「何でよ?!ホントに美味しいんだってば!
知らないの?流行ってんのに」
「チーズケーキはマルズさん(ポ村のケーキ屋さん)とこの、ブルーベリーソースがかかった、レアチーズケーキが一番好きだから」
「ん~、もうっ!」
“え~!美味しいっ!
今このチーズケーキが流行ってるんだ!
USAってばよく知ってるね”
そんなUSAさんが欲しい言葉を、言ってあげないまゆさん。
女子なのに流行りものに関して、興味無さそうにしているまゆさんをUSAさんは、とてももどかしく思っているようです。
“女子とは!”
をUSAさんは語りたくて仕方が無い、意識高い系女子。
そういう女子は、意識低い系女子を下に見る傾向があります。
ことあるごとにまゆさんを捕まえてはお小言。
「女子はね~!
もっとメイクを~!ヘアスタイルを~!
ファッション無頓着過ぎ~!
あ、それとね今流行ってるミュージシャン…
知らないの?嘘!」
まゆさんにとっては
“流行りを追いかける事の何が凄いのか?
なぜ自慢気に言うのか分からん”
そういう風にしか感じません。
人が毎年どっかで決めているという流行りもの。
お前がその最先端の場で、流行りを生み出している側ならともかく…
「まゆちゃんまだ冷水飲んでんの?
氷まで入れちゃって」
水筒に氷をいれて水を飲む姿にまで、USAさんはチャチャをいれたい。
そういうの、言いたい。
まゆさん的には余計なお世話過ぎて、最早引いています。
近頃の女子というのは“水は常温”と声高に言い始めているという。
もうさ、勝手に飲んでりゃいいじゃん。
“常温の方が胃腸への負担が少ない”
等の健康効果があるという。
でも冷たい水の方が美味しいって。
飲んだ瞬間、生き返る感が絶対プラスされるって。
「にゃこも冷たいお水~」
「あ、にゃこに冷水はお腹壊すらしいからダメ…
ってUSA?」
お前のテンションの並についていけん。
「何だか腰の辺りがだるいわ。
生理痛になりそうな予感。
痛み止め…飲もうかなぁ」
「まゆさんの薬クイ~ズ!」
「何?うっとうしい…
今、体調良くないって言ったんだけど」
「より薬が早く効くのは“冷水と常温”
どちらを飲めば良いでしょうか?」
「効き方ちがうの?」
「当たったら正解を教えてやろう」
「2択なら教えてくれない時はさ、
外した方を飲めば良いんでしょ?」
「時間無制限。ゆっくりと答えるが良い」
「そこに時間使うなら、さっさと薬飲んじゃった方が早くない?」
確かに!
では早速答えにいきましょう!
「あのさ、クイズにされなきゃ普通に飲んでたわよ。常温で…」
【冷水】
胃が消化活動を起こしにくいので、効くのが遅れてしまう。
【体温くらいの水】
消化管が動くので、早く薬が吸収される。
薬は胃や小腸で溶けて吸収されます。
なので薬が溶ける場所の水分温度はとても大切です。
胃腸がしっかり機能する温度より水が冷たいと正常に機能しなくなってしまいます。
痛み止めの薬など、より早く薬が効いて欲しい時は、水の温度は気をつけましょう。
そして胃の保護にもなるので、水は多めに飲んで下さい。
カプセル・錠剤の周囲が早く壊れるので、薬も早く溶けていきますよ。