後期高齢者の猫じじいポにゃちゃんは、腎臓の値が悪いため、相変わらずの通院中です。
若くて優しいお医者さまに、看て頂いています。
今回は検査のため血液を採取。
ポにゃちゃんは大人の猫さんですが、お注射怖いです。
優しい先生に
シャーシャー!フーフー!言っています。
病院ではお注射しなくてもシャー、フー言いますが、お注射する時はいつもの倍は言います。
大騒ぎです。
シャー、フー祭りです。
そんなポにゃちゃんに先生は優しく
「頑張れ、ポにゃちゃん!
いい血管だッ!」って言って
応援してくれました。
“いい血管!?”
シャー、フー言う猫さん。
励まされ、褒められながらお注射して貰いました。
年を重ねると外見を褒められるより、内面?身体の内側?を褒められる方が喜ばしいですよね。
長生きするわけです。
うん…いい血管…?
とにもかくにも褒めて貰ったポにゃちゃんですが、まだプンプン・カーカー怒っています。
そんなに怒ると“いい血管”が破裂してしまうよ。
お注射のあとは先生に、ポにゃちゃんの食欲をみるため“ちゅ~る”をあげるように言われました。
「シャーシャー、カーカー!」
まだカンカンに怒っているポにゃちゃん。
「ご飯食べてくれるかなぁ、どうかなぁ」
不安を感じながらもポあねは、言われた通りにプンスカしているポにゃちゃんに、ちゅ~るを差し出します。
「ポにゃちゃん、ちゅ~るだよ」
「シャーー!!!」
「美味しいよ~」
「シャシャーーー!」
シャッ…………ムニュ…
ウニュ…ウニュゴゴゴッ!!
ポにゃちゃん、怒りながらもウゴウゴとお口を動かして食べ始めました。
ねぇポにゃちゃん!
先生と看護師さんに笑われちゃったよ…
怒りより、食い気が勝ったおじいにゃん。
食欲があって良かったのやら、恥ずかしいやら…