ポあねが調剤薬局でお仕事中、急に謎の現象が起きました。
“何で急にうがい薬が売れていくの?”
突然おとずれたうがい薬人気!
患者さんが来局しては、うがい薬を購入していきます。
スタッフ一同、何が何やら分からずに、疑問に思っていました。
“何かあったの?”
ありました。
数時間前にとある知事さんが、うがい薬について何某かの発表をしていたのです。
知事さん曰く…
ポビドンヨード配合のうがい薬は、ある程度“飛沫感染”を防いでくれる。
“コロナの陽性患者”が、うがい薬でうがいをする事で口の中のウイルスを減少させる事が出来る。
予防効果が立証されている訳では無い。
不必要な買い占めはやめるように。
みたいなことをおっしゃっていました。
真偽のほどはよく分かりません。
効果的なのだとしたらそれは、良い情報だと思います。
他のお医者さまの見解としては
“一時的に口内のウイルスを減少させることは出来る。でもあくまで一時的。
人によっては、うがい薬で副作用を起こすこともある”
との事でした。
とりあえずうがい薬が突然売れ始めた訳は、分かりました。
そんなポあねが務める薬局の、門前にある病院の若い女医さんが来局。
何かを探している様子です。
「あの~」
「はい」
“ポビドンヨード配合のうがい薬ってありますか?”
………。
なんと、医者がうがい薬を買いにくる。
「ございますよ」
「ホント?ラッキー!」
明るい女医さんです。
ガッツポーズまでしています。
残り3本中、2本買い占めっ。
新型コロナウイルスにうがい薬が効くか、効かないかは置いておいて。
普通お医者さまってコロナ陽性患者の為に、残しておいてあげたりしないものなのですか…
我先にお買い求め?
嬉しそうにシューっと帰っていった女医さん。
薬局内、多少ザワつく。
予防効果のあるワクチンとかを、医療従事者に優先して使用していく、というのは分かります。
でも今回のうがい薬は…
彼女が災害時、患者さんを置いて我先に、逃げて行ったりしないことを願います。