二十代前半の頃は歩いていると、たまにパトロール中のお巡りさんに声を掛けられていました。
貧乏で行くところが無かったので友人と夜、お散歩していただけなんですが…
でもまぁ職務質問というよりは
「早く帰りなさい」
という感じの注意です。
そういう時は波風立てずに「はーい」と、いいお返事をしておきます。
ただ高圧的な態度でお巡りさんに
「お前らっこんな所で何しているんだ?!
年はいくつだっ!!」
と言われた時には“ムキッ”っとしましたけどね。
「何さっ未成年でもないしさ。
可哀想な位貧乏だから、近所の公園とかを歩いていただけなのに」
そう思ってしまったので、こちらもつい高圧的な態度返ししてしまいました。
若気の至りです。
さて現在は我が家の中にも、そんな風にパトロールをしている者がいます。
いわゆる猫のお巡りさんです。
日々安全に暮らすため、縄張りに怪しい者が侵入していないかお部屋をパトロールしてまわっています。
ご苦労さまです。
我が家はポ姉妹とポにゃの三人暮らし。
メンバーに変化はありません。
そんなに熱心にパトロールする必要も、無さそうなんですけども。
主にポにゃちゃんの、パトロールの対象となっているポいもの部屋。
引っかかるものがあり、気になって仕方が無い時は、毎分毎秒おきに部屋を見に来ます。
部屋を覗き込んで、一周回って“にゃーにゃー”言いながら確認して出て行って、また覗き込んでそして一周して…
ポにゃちゃん、お仕事大変そうです。
ポいもの部屋は猫のお巡りさんの、縄張りの外にあるのか中にあるのかは分かりませんけど。
単にポいもがポにゃちゃんにとって怪しげな人物だから、何度も様子を確認しにくるのか…
だとしたらあの高圧的お巡りさんにとっても、だいぶ怪しげな人物にうつっていたのでしょうね。
自覚は無いんですけどもね…