マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

脳食い虫 その1

今にも雨が降りそうな匂いが充満している、ポ村の午後。

まゆさんはそんなポ村の様子を、窓辺に立ち見つめている。


昨晩眠れなかったまゆさん。

睡眠不足で、ちょっとイライラしているようです。


「分からない…
何故あんなものを見ようと思ったのか…」


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サー-ー

とうとう降り出した雨。


まゆさんはさっきまでのイライラが、少しずつ治まっていくのを感じる。

雨が降ると“アレ”が出なくなるのだ。


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まゆさんはまるでイヤなものを隠すように、クッションを投げつけました。


そこへテコテコとやって来たにゃこさんは、チョンとクッションに座り込む。


クッションの下にはDVDが…


タイトル“脳食い虫”


センスのないクソみてぇな内容のDVD。


クソのくせして気味の悪い映像が、頭から離れない。


元々嫌いなんだよ。
“脳食い”がっ!


マジ嫌い!

なのに何故見たのか…


見てはいけないと思うと、見てみたくなる心理。


ギリシャ神話にもあったっけ。


“冥界”に死んだ嫁さんを迎えに行った話。


“嫁さんを連れ戻したいなら、地上に戻るまでは決して振り向くな”って言われてんのに振り向いちゃった旦那の話。


「バカかよ」と思いつつも共感もしてしまう…


虫っつーのは、ホント見たくない。

外見凄絶すぎない?
何あれ?

あのミニサイズでも、外見ヤバすぎて怖い。


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映画“脳食い虫”の話の内容を思い出し、まゆさんは気分が悪くなる。


同時に雨音が強まってきたようです。


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村のあちこちに蚊柱を作る、小さきものの集団。


ハッキリと蚊柱となって浮遊している分にはまだ確認し、回避出来るから良い。


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でもたまに集団が小さいからか、脳食いの奴らに気付かず、突然蚊柱の中に入り込んでしまっている事がある。
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何故気付かなかったっ!


そして何でお前たちは、人の目や鼻の中に入り込もうとするんだ!

寄生虫じゃねえだろうがっ!


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脳食いに鼻の中に入り込まれた気がして、懸命に鼻息フンフンさせて出そうとする。

そして目の中に侵入したっぽい脳食いは…

どこ行った?


入ったのか?
入ってないのか?


とりあえずどっちなんだっ?!


そして顔とかにはついてない?脳食い。

大丈夫?


そんなもん付けて歩いてると思ったら…


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何でこの時期お前らは、こんなに出没するんだ?


お前らに当たらず家に帰れたら、どこぞの姫でも救い出せるんか?

あ??


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だいたい誰だよ、てめぇは?


思い出しイライラしているまゆさんは、窓の外でこちらに向かって手を振る女に気付く。


(何だ?姫自ら脱出?)

 

次回に続く