ポにゃちゃんが、大人の猫さんになってから出会ったポいも。
出会った当初は、得体のしれないポいもを嫌ったポにゃちゃんに、命を狙われる日々。
「ポあねと血縁関係があることが、分からんもんかね…」
それから数年たった今は、命こそ狙われなくなりましたが、未だポにゃちゃんから警戒はされているようです。
何だかいつも睨まれ、見張られている様子。
ポあねと平等に扱えとは言いません。
ですが、そんなにちょこちょこ部屋の中の様子を、窺いに来なくても良いのでは、と思うんですが…
別に何もしてません。
する事無いですから…
とは言えしばらくポにゃちゃんが、姿を見せなくなると気になってしまう。
ポにゃちゃんの、お顔を見たくなる。
「あっ」
「あらら?」
ベロちょぴ。
よく見ると、寝ながら舌出しちゃってます。
何なの、それ?
可愛いじゃないか、とっても。
猫さんは、たまに舌をしまい忘れてしまいます。
キレイ好きな猫さんたちにとって、ブラシ代わりの舌は大切なもの。
なのに何故しまい忘れてしまうのでしょう。
“猫は家の中でリラックスしている時に、筋肉が弛緩するため、舌が出てしまいます”
(リラックス?そうなの?!)
「舌を出しっぱなしにしていると、乾いちゃうよ~」
ポいもは、何だか嬉しくなってポにゃちゃんに近寄っちゃう。
近くで覗きこんじゃう。
舌を出す癖のある人間は、イラッとするのに猫さんは何故可愛いのでしょう。
ずるい連中です。
ずっと見ていると可愛いさのあまり、我慢出来ずに舌を触ってしまう。
それでも全然起きないポにゃちゃん。
爆睡です。
なぜでしょう。
なぜならそれは、リラックスして眠っているからです。
そうですね、ポにゃちゃん。