マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

初出勤

昨日、初出勤だったのに熱を出してしまい、初日から欠勤してしまったパゴロウさん。

 

ようやっとマメチュー先生の薬局に到着です。

 

「おっおはようございますっ」

 

f:id:maricats:20200606200709j:image

「パゴロウさんですね?
初めまして。
マメチューと申します。
お会いできるのを楽しみにしていました。」


f:id:maricats:20200606200727j:image
f:id:maricats:20200606200713j:image

「私も初めてお仕事する時は、緊張して寝不足になり体調を崩したものでした。」

 

「本当ですか?」

 

「はい、懐かしく思い出します。」


f:id:maricats:20200606200730j:image

どことなく見た目が叔父のくまじろ先生に、似ているパゴロウさん。

 

どうやら全然怒っていなさそうなマメチュー先生の様子を見て、ホッとしたようです。

 

「ところでお熱の方はもう平気なのですか?」

 

「はい、ご迷惑をおかけしました。
今日から頑張りますっ!」


f:id:maricats:20200606200733j:image

パゴロウさんはクラゲさんに店内の様子を案内してもらいました。

 

丘の上に“ポツンと1店舗”建っている調剤薬局。

外観の印象より店内は、とても広く、無菌調剤室やカフェスペースまでありました。

 

カフェスペースでは体に良い、スムージーや薬膳料理を頂けるようです。

 

その他ちょっとした休憩スペースもあり、そこでマメチュー先生達は、事務作業をしたり、生薬を作ったり、お茶を飲んだりします。

 

さらにポ村で採取した薬草の、ネット販売も行っているとのこと。

 

ポ村には薬局がマメチュー先生の薬局、1店舗しかないからか、とても商品が充実しています。

 

処方薬は勿論、漢方薬・OTC医薬品(市販薬)・サプリメント・健康食品等豊富な品揃え。

 

店内を案内して貰った後は、お店のお掃除。


f:id:maricats:20200606200705j:image

(お掃除っ。新人のボクがしっかりやらなくちゃっ)

 

現在世界で一番、お掃除を丁寧にしっかり行うパゴロウさん。

 

そこへ本日最初の患者さんのキノコさんがご来店。


f:id:maricats:20200606200721j:image

「あら?マメチュー先生この方どなた?」

 

「今日から一緒にお仕事する事になった薬剤師の…」

 

「パ、パゴロウです」

 

「まぁ、薬剤師の方?さっそく質問しても良い?」

 

「えっはっ…」

パゴロウさん頭真っ白。

 

「あのね、このカリーユニ?って書いてあるわね。
この目薬の事なんだけどね」

 

(カリーユニ?って何ですか?点眼薬の商品名?)

 

新人薬剤師にさっそく立ちはだかる壁。

学校では薬の名前は一般名で教わります。

ですが、薬局では通常商品名で呼ばれている。

その為、一から薬剤の名前を覚え直さなくてはいけないのです。


f:id:maricats:20200606200717j:image

商品名
カリーユニ点眼液

 

一般名
ピレノキシン

 

初期の老人性白内障用の点眼薬です。

 

シソは「シソ科シソ属」の総称

大葉は商品名

みたいに呼び名が、学生の時と、薬剤師として働き出す時とで、全く変わってしまうのが薬の名前。

私も覚えるのに苦労しました。


f:id:maricats:20200606200724j:image

結局パゴロウさんは何も出来ずに、マメチュー先生に助けて貰いました。

 

(ああ…こんなボクなんかに出来ることなどあるのでしょうか…………)

 

“患者さんの役に立てるような薬剤師になりたい”

 

そう思ってボクは、今まで勉強してきたのだ。

初日から落ち込んでなんていられません。

もっと頑張って患者さんから頼りにして貰える薬剤師にならねば!