ポ村の村長
村 長太郎さん
「元気で、長生き!」
ポ村の皆さんに、セルフメディケーションを広める活動をしています。
ポ村は梅が名物の為、梅林を見物しに訪れる観光客がポツポツといましたが、村の財政が潤う程ではありませんでした。
しかし、最近ポ村出身の画家・トウキさんが全国的に有名となり、ポ村のアートギャラリーに彼の作品を鑑賞しにくる観光客が急増。
そのおかげでポ村自体も徐々に注目されるようになりました。
村長は現在、トウキさんのマネージメントのような仕事も担当しています。
アートギャラリーを訪れては、トウキさんのファンにご挨拶。
トウキさんは仕事に集中している時以外は、蝶のようにポ村をフワフワと歩き回るため、居所を発見するのは困難です。
荷物がほとんど無いトウキさんの自宅に、村長は大量の飲料水を運び入れます。
“お金・食事”に無頓着なトウキさんの為、お金の管理や食事の管理もしています。
管理というよりは、トウキさんを懐かせる為の餌付けの方が、意味合いとしては近いかもしれません。
何を与えても表情が変わらないので分かりづらいですが、好き嫌いはあまり無さそうです。
ただ見たことのないものは口にしない傾向があります。
食べ物だと思っていない猫のように、遊びだしてしまいます。
(村長、頂き物のピンチョスを差し入れ)
トウキさんは、原因不明ですが頭痛持ちのようです。
頭痛薬を渡すのですが効かないせいか、なかなか飲んで貰えません。
「花粉症の薬はよく効くのか飲んで貰えたんですがねぇ。
頭痛の原因が分かれば良いんですけど」
トウキさんはいつまでも懐いてくれない、野生動物のようです。
本当はどういう方なのでしょうか?
私には見せてもらえない側面があるのだとしたら…
それはどんな姿なのでしょう?