パティスリーマルズは、生クリームみたいなパティシエのマルズさんが営むスイーツショップ。
フルーツやナッツ、おやさいを中心に作られた健康的なスイーツを販売するお店です。
どんぐりさんと協力しながら、テーブルをふきふきするお手伝いのりーちゃん。
マメチュー先生が、にゃこさんのお手々をひいて来店しました。
「りーちゃん、覚えてくれてるんですね。
あと猫さん用のスイーツも頂けますか?」
「はい!」
りーちゃんは可愛いにゃこさんが、大好きです。
ついついマメチュー先生と、お手々つないで現れたにゃこさんを見つめてしまいます。
一方にゃこさんは、まん丸のどんぐりさんと仲良しのりーちゃんが羨ましい。
「いいにゃぁ。ああいうの欲しいにゃぁ…」
お店に戻ってお茶の時間の後、にゃこさんはすやすや眠ってしまいました。
たくさん遊んで、お腹いっぱいになって疲れてしまったようです。
今日もまゆさんは、お仕事で留守。
にゃこさんが毎日まゆさんと一緒にいれなくて、寂しく思っていること。
りーちゃんとどんぐりさんを、羨ましそうに見つめていたこと。
その事に気付いていたマメチュー先生は、にゃこさんの為に、お友だち代わりのぬいぐるみを作ってあげることにしました。
ようやく目覚めたにゃこさんに、ぬいぐるみをプレゼント。
「にゃ!?」
「上手に出来ましたかね?」
「くれるにゃの?」
にゃこさんとっても嬉しそう!
(まゆちゃんが遅くなっても、我慢出来そうにゃす)
「ただいま~」
「ん?ドア開かん…」
扉が何か柔らかいものにぶつかっているようです。
玄関マットの上でぬいぐるみを抱きしめ、安心して眠るにゃこさん。
「これか、マメチュー先生のぬいぐるみ」
まゆさんはマメチュー先生に生薬を届けに行った時に、ぬいぐるみの話を聞いていました。
「友達出来てよかったね」