ぽんちゃんを我が家に迎え入れる前は、よくご近所の猫、バーバラさんとニカちゃん(二階に住む猫のおばさん)がウチの庭に遊びに来ていました。
ぽんちゃんを迎えた日。
子育てを終えた猫のおばさんたちが興味深そうに、ミルクの匂いに包まれた、小さなぽんちゃんの匂いを嗅ぎにきました。
ぽんちゃんに猫の社会の事を教えてあげて下さい。
そう思っていました。
“この家には赤ちゃんが生まれたのね。あの子の家になったのね”
何故かご近所の猫さん達は、二度と遊びに来てくれなくなりました。
猫さんの社会の事を、何も知らないぽんちゃん。
幼い頃に遊びながら学ぶはずの、力加減等も分からないまますくすく成長。
小ちゃい頃はとにかく遊んで欲しいと、ぽんちゃんに一日中せがまれる
“遊びたいにゃ”
「はいはい」
“遊んでくれるにゃの?"
「痛いんだってば」
可愛い子猫、即小悪魔に変身。
やがて小悪魔から本物の悪魔…
というか、肉食獣の本能が剥き出しの垂れ流し状態で襲いかかってくる。
噛み付いている時のぽんちゃんの顔がですね。
ホントに獲物を仕留める時の顔になっちゃってまして。
獲物の(手)首に食い付き、息の根を確実に止める為に、何度も牙を立て、力を入れながら執拗に噛み付いてくる。
ホントに死んでも良いのかい?
手首がさ、リストカットしたみたいになっているけれど?
まあ、あれから何年もたっているのですが、未だに死ぬことなく元気でやってますけどね。