ナメ江さんがマメチュー先生の薬局に、来店しました。
本日はアレルギー薬について相談にきたそうです。
どうやら第一世代のお薬を服用している様子。
もうすぐ、接客サービスマナー検定の試験があるとの事で、薬の副作用が心配になったとのこと。
「現在気になる症状が有りますか?眠気とか」
「そうですか。でもナメ江さんにはお薬の変更をオススメします。
副作用が心配なのでしたら、第二世代のアレルギー薬の方が合っていると思います。
特に大事な試験を控えているとの事なので」
心配症のナメ江さんには、最初から不安にさせるような副作用の症状を伝えないようにし、薬変更を促します。
ナメ江さんは副作用の症状が出ている自覚は無かったようです。
しかし自覚の無いまま同じ薬を服用し続けて、試験当日いつの間にか眠気に襲われたりしたら、今までの努力が無になってしまいます。
【インペアードパフォーマンス】
眠気を感じていなくても、実際は判断力・注意力等が低下している状態。
自動車を運転する方、受験生等は注意が必要。
必要があれば薬の変更をオススメします。
車の運転に関しては、高齢者が自分の判断力の衰えに気付かず、悲惨な事故を起こしてしまったニュースが相次ぎました。
高齢者に限らず様々な年齢の人も、場合によっては判断力が低下する事もある…自動車を運転する時は、自分の為にも他人の為にも注意して下さいね。
眠気が出てしまうアレルギー薬。
実はこのお薬の副作用を利用して作られたのが、ドリエル等の睡眠を促す薬。
副作用も使い方によっては、主作用となりえるのですね。
ナメ江さんの次の患者さんはキノコさんでした。
「キノコさんには、第二世代のお薬をオススメします」
高齢者であるキノコさんは、緑内障を発症しています。
第一世代の薬の副作用に“眼圧の上昇”というものがあるので、避けた方がいいのです。
今まで、アレルギー薬の第一世代・第二世代の紹介をしてきましたが実は購入する際、薬のパッケージにその事が表記されていない場合もあるのです。
なので薬を服用する時、気になる方は、お気軽に薬剤師にご相談下さい。