まだヘソの尾が、付いた状態でうちの子になったぽんちゃん。
ヨチヨチ歩きの頃から、ポいもの後をついて廻っていました。
ポテンコテンしながらついて来る小さき者。
着ているハンテンの中にも潜り込んでくる。
まだまだ小さな猫さんです。
潰してしまいそうで怖いので、そ~っと離れる。
いなくなった事に気付いていないぽんちゃんは、一緒に寝ているつもりのようです。
一度抱っこしてあげるとなかなか離れないぽんちゃん。
子泣きじじい猫さんバージョン。
子泣きじじい→抱き上げると石のように体重増加。しがみついて離れず、やがて命を奪うという妖怪。恐ろしいです。
下ろそうとすると、泣いてわめいて大騒ぎ。
小さな猫さんの細い爪が服に食い込み、外すのが大変。
さらに問題は寝る時。
当時、二段ベッドの一階が、ポいもの寝床。
ぽんちゃんはまだちんまりサイズの癖して、自分でヨチヨチベッドに上がり込んでくる。
「ぽんちゃん自分のお布団で寝ようよ」
ポいもにとって初めて飼うフワフワ生物。
可愛くて、柔らかくてホントに小さい。
ハンテンに入り込んで来た時も思ったけれど、この子と一緒に寝たり何かしたら、潰してしまう。
朝起きてぽんちゃんが、冷たくなってたりしたら…
どうしてもぽんちゃんと一緒に寝るのは無理だったので、ポあねと寝床を代わって貰う事にしました。
ポあねが、二段ベッドの一階。ポいもが、二階。
さすがに幼いぽんちゃんが、二階にまで上がって来れるわけが無い。
「今日からポあねと一緒に寝るのだよ」
所が二階にいるポいもを見て、声も裂けよとばかりに泣きじゃくる仔にゃこさん。
「なっなんで?」
そして泣きながら一生懸命上がって来ちゃう。
「マジかよ」
“獅子は子を千尋の谷に突き落とす…”
そう聞いとります。
ぽんちゃんを再び一階へおろし、ベッドに手を掛けられないように、ハンテンを掛けて置く。
「ニィ~!!」
「これがぽんちゃんの為なのだよ。いっしょに寝るのは諦めて下さい」
それでもぽんちゃん、泣き喚きながら登って来る。
「負けたよ」
潰されないよう、自分で強く生き延びるのだよ。いいね?
「ミィ!」
毎日一緒に眠った結果、ポいも猫アレルギーに。
まぁでも仕方ないですよね、こればっかりは。