幼稚園~小学校低学年頃の休日。
近所の幼なじみ達の都合が悪い時、一人で虫取りアミを持って外へ飛び出していたポいも。
アゲハ蝶の食草である山椒の木の元へ。
卵や赤ちゃんを見つけるのが好きでした。
でも見ていると、臭角という臭い角を出して、怒られてしまいます。
いつも大抵の生き物に嫌われるポいも。
とは言え、こちらが苦手な生き物もいます。
足の本数が多めの生き物とか…
母の庭掃除のお手伝いをするため、塀に張り付いた蔦を引き剥がした時。
ビッシリと。
それはもうビッシリギッシリと、足の本数が多い生物がいました。
君の名は……
「ヤスデ」だね。
それを見た時はもう。。。
失神するほどビックリして、手に持っていた熊手を投げ捨て、黙って部屋に戻ってしまいました。
でも、風貌が壮絶過ぎて直視出来ないだけで、生態等は気になります。
ふわふわした生物は、「可愛いっ」と思いますけど、好奇心をそそられるのは、やっぱり昆虫ほう。
日々の暮らしぶりや能力が知りたくなります。
ふわふわ生物は好きでも母が大嫌いなので、身近で見ることが出来ませんでしたし。
そんな中、たまたま巣から落ちてしまったスズメの雛を見つける。
生き物が、飼いたくて仕方のない時期だったので、コソッと拾い上げました。
幼き者は無知なのです。
せっかくの命、スズメの雛を育てようとしたのです。
結局、瞬きするほどの短い間に天国へ旅立ってしまいました。
生き物を飼うのは難しい。
そもそも母が生き物を飼うことを許さない。
でもふわふわ生物を触りたい。
当時の誕生日プレゼント。
いつも、ぬいぐるみを欲しがってました。
ふわふわ生物の代わりです。
その頃、一番ほしかったのは大きな犬。
大きなわこさんとお散歩するというのに、憧れてました。
勝手にその大きなわこさんが、自分を守ってくれる存在になる。
そう思っていました。
別に誰にも狙われてないんですけどね。
犬に限らず、大きな生物への憧れは強く、ぬいぐるみもなるべく大きいものを欲しがりました。
でも買って貰えたのは、小型犬であるヨークシャーテリアのぬいぐるみ。
それでも早速、家の中で憧れのお散歩。
多少感じる心の隙間。
それを埋めるように、大きな動物の絵を描くようになりました。
ポいもが通っていた幼稚園では「絵画」「ピアノ」「英語」を教えてくれたので、そこで夢中になって、絵を描いていました。
いつも同じ絵。
憧れの大きな動物である馬。
それに乗る小さな女の子。
いつも横向き。
そしたら賞を貰いました。
どんな賞だったのか当時、理解していませんでしたが大した賞では無かったと思います。
参加賞並のやつ。
幼い頃から12~3歳位迄は、こうしてお絵描きを楽しんでました。
その後、世間を知ると何故かどんどん描く事が苦痛になって……
このブログでは絵を描いてますけどね。
まともに描くのは実は、10数年ぶりなのでした。
賞を貰った時。
実は嬉しくもなんともなくて。
「両親が喜んでるなぁ」
と思いながら、写真撮られていただけで。
幼い頃は、人に認めて貰いたくて、描いていたわけではなかったから。
でも絵を描くのが楽しくなくなったのは、人が認めてくれないから。
最初で最後の賞だったんだから、喜んでおけば良かったです。
だけど今はもう、ふわふわ生物がそばにいますのでね。
心の隙間、埋まってしまいました。