ケイヒさんは爪切りが苦手です。
特に足の爪を切るのは下手くそ。
爪があると異物感があるし、垢が溜まりそうで嫌なため深爪にしたいんです。
だけど深爪にすると、爪が伸びてくるたびに巻き爪になってしまう。
足を痛めてしまうと、ケイヒさんのお仕事(農家)に支障が出てしまうので、長年悩んでいるそうです。
にゃこさんも爪切りは苦手です。
猫という連中は何をしてやっても嫌がります。
イチイチ手が掛かる。
永遠に生まれたての赤ん坊。
所で巻き爪の人って飛行機乗っても大丈夫……なんですよね?
あの巻かれた爪、凶器並みの鋭さがある…本気でそう思うとります。
足の肉がえぐれる位ですから、目潰し程度?なら出来るのではと。
鋭い爪が採取出来ると、どれ位痛いのか自分に刺してみたくなりません?
「え~、何これぇ凄い痛~いっ!」ってなりません?
まぁ人に聞いてみたことは無いんですけどもね。
今はそんな質問をするよりも、くまじろ先生に足の爪の上手な切り方をアドバイスしてもらいましょう。
「風呂上がりの爪が柔らかい時に切ると良いよ。爪切りは歯が真っ直ぐなもので、皮膚が露出し無いように切る。爪の角も切りすぎないようにね。最後はヤスリで形を整えて下さい。」
「ヤスリ?使った事なかった」
「でもケイヒくんの場合は陥入爪だな。爪が巻いているというよりは、爪のサイドが皮膚に食い込んでしまっているね。」
「カンニューソー?俺カンニューソーだったんだ。へ~。」
「正しく爪を切るようにして下さいね、ケイヒさん。そんな怯えた顔しないで。」
「へぇ、了解でぇす。」