くまじろ先生の診察帰り、処方せんを持って来局したトビーくんとママ。
この間まで、元気だったトビーくん。
とても具合悪そう。
熱冷ましの粉薬は熱が38.5℃以上でツラそうな時に、1包服用させて下さい。
熱が高くても元気そうなら、使用しなくても良いですよ。
体温を上げるのは身体の防御反応ですので。
ウイルスをやっつける為には必要な事です。
本来は熱を高めることで、ウイルスをやっつけます。
無駄に薬を使用して熱を下げたりしたら、せっかくの身体の防御機能が発揮されません。
むしろウイルスが長く身体に留まってしまいます。
熱が出たらすぐにお薬を飲ませなくては、と思っていたトビーくんママ。
「そうなんですか?お熱が下がらないとすっごく不安で……そんなに高くなくても飲ませた方が良いのかと。」
「平熱まで下げる必要はありません。安静にして、脇や足の付け根を冷やしてあげると良いですよ。」
「はい、分かりました。ありがとうございます。」
トビーくんママはマメチュー先生に、現在のトビーくんの症状を説明。
「熱は下がりましたが、咳が続いているのでお薬が出ました。」
「夜寝ている時も、咳込んでツラそうです。」
「咳もするし、くしゃみもするし、痰も出るよ。トビーくんと一緒だよ。」
「そうなんだ~」
マメチュー先生はトビーくんママに、痰の薬について服薬指導中。
「痰を切れやすくする粉薬は一日三回与えて下さい。後、呼吸を楽にする貼り薬が出ているので一日一回貼り替えて下さい。」
「かぶれないようにしてあげて下さいね。」
つづく