都会で数十店舗の調剤薬局を経営する社長の息子のイチイさん。
ポ村で薬剤師の指導をするよう村長に頼まれています。
「ショッカーの一味か?ばいきんまんかっ?!」
「そのチョイス何?黒縛り?」
「ゴキブリかぁっ?!」
「ひでぇや……さすがに大人も泣くやつ。……でさぁ」
悪しきもののせいで腐らされた植物です。
ポ村の農家さんをいつも困らせています。
「悪しきもの?何だ、それ?害虫?農薬でもまけば?うちの薬局には置いて無いけど。」
「それ……オマエ死んじゃうやつか?」
「おい待て!俺ゴキ説有力なの?失礼なっ」
「殺虫剤まくっ」
「危険思想持つんじゃない、子ども!殺虫剤も、うちの薬局ねぇぞ。……ふむ。思ったんだけどさぁ、経験したことの無いもの・見たことの無いものが苦手なそこの幼きもの。」
「何でだっ!オマエ占い師か何かかっ?!ポ村にはもう変な占い師がいるからいらないぞっ!」
「占い師?まぁ、いいや。マメチューってどんなヒト?」
「敵には教えないっ!」
「殺虫剤!」
「あのさぁ、そこの小さきもの」
「どこ行くんだっ?占い師っ」
「決めてねぇよ。あと占い師じゃなくて薬剤師。よろしく!」