母の一族は全員、動物嫌い。
マジで大嫌い!
ウイルスでも見るような目で動物を見てきます。
隣にあるおばあちゃん家を覗くぽんちゃん。
でも決して入れては貰えません。
カーテンも閉められてしまう。
それでもポあねやポいもが出てくるまでないているが、やっぱり絶対に入れて貰えません。
なのに猫のぽんちゃんだけは我が家で飼えるようになった時のお話。
ぽあねが捨て猫だった赤ちゃん猫をもらってきた時……
へその緒もついたまま。
もちろん耳は垂れたまま。
爪はしまえないし、目も開いていない状態の本当に生まれたての猫さん。
そんな可愛いしか取り柄のない猫さんをぽあねが連れて帰ってきました。
でもどうするんだろう。
あの母が飼うことを許してくれるわけない…
だって本当に嫌いだから。
ところが、まだ「ニャー」も言えない猫の赤ちゃんを初めて見た母。
以外にも興味津々。
ぽんちゃんだけは飼うことを許してくれました。あっさり。
伯母・祖母は猫が大嫌いなままですが。
でもうるさい位おしゃべりな伯母が、我が家にこなくなったのはぽんちゃんのおかげです!
ただ基本動物は嫌いな母。
それが伝わっているのか、ぽんちゃんの方に嫌われてしまっていました。
残念な人……
母は居間と台所を移動するたび、ぽんちゃんに待ち伏せされ、パチンと叩かれている。
でもぽんちゃんのお腹が減っているときだけは…
一転、母に平気で猫なで声で甘える事が出来る。
いわゆる猫のツンデレに翻弄される母。
かわいそう。
「このおなかはなんニャ!!」
ねぇ、ホントかわいそう……