年末です。
そろそろ大雪で外出が困難になる時期。
持病がある患者さんは、常用している薬を貰いにマメチュー先生の所にゾロゾロと集まって来ました。
キノコさん「今日はね、冬眠中に常備しておいた方がいいお薬を買いに来たの。何がいいかしら?」
つい食べ過ぎ、飲み過ぎちゃう時期ですから、お腹を冷やさないように、下痢しちゃったら、消化の良い、内臓を温める食事をとってくださいね。
基本的には整腸薬や、消化薬で対応して、脱水にならないように水分もとって。
下痢は本来、細菌や毒物などの身体にとって有害な物質を排除しようとする防御反応なので、
消化管運動を抑制するタイプの下痢止め(ロートエキスなど)は、有害物質を身体にとどめてしまうことにつながるため、むやみに使用しない方が良い場合が多いです。
普段なら「いっちょ前に誰が誰に文句言ってんだ、あ!?」位は言ってる所なのに…
「好き・嫌い誰にでもあるよね」
好き・嫌いするから便秘のまゆさん。
ずっと便秘薬に頼っていると効かなくなるって分かっているのにね。
☆ 便秘薬を使用する時の注意 ☆
センナやセンノシドなどの大腸を刺激するタイプの便秘薬は、即効性があるので、市販薬でも気軽に使われますが、
5年、10年と長期に服用すると、大腸の粘膜が黒くなります。
進行すると腸の働きが悪くなってさらに便秘が悪化するので、
毎日の服用は避けて必要最小限にとどめてください。
常用して良いのは乳酸菌製剤。
便秘にもいろいろなタイプがありますが、全てのタイプの便秘に有効です。
善玉菌が活発になり、お通じが良くなりますが、しばらくすると効果が落ちてくることがあります。
悪玉菌が対抗してパワーアップしてしまうから。(「腸内環境停滞期」といいます)
この場合、乳酸菌製剤を減量して、悪玉菌を油断させておいて、数日後、一気に乳酸菌を2倍とかに増やしてみると、善玉菌がまた優位になると言われています!
効きが弱くなったと感じたら、試してみるとよいかもしれません。