毎年恒例
村長によるインフルエンザ注意報
インフルエンザウイルス大量発生!
村の出入口にある結界を突破し、少しずつ侵入してきました。
この季節インフルエンザの新型なんてあらわれようものなら、みんな免疫を持たないから急速に拡がってしまいます。
村長は身を挺して多くの人に注意を促しているのです。
そして毎年インフルエンザにかかってしまう村長。
「ワクチンはきっちり打っているんですがね」
そして毎年同じことを語る……
「あります。悪寒も、頭痛も酷くて。特に関節が痛すぎて眠れなかったことがあったなぁ」
「やっぱりインフルかかってんじゃん」
「ええっ?!」
【 マメ講座 】
● 風邪の特徴
・ ゆっくり症状が進行
・ 鼻、喉等症状があらわれるのは局所
● インフルエンザ
・急激に症状が進行
・38~40度の高熱
・関節痛、頭痛、寒気、倦怠感
・全身に症状があらわれる
特に周囲でインフルエンザが流行っていたら「インフルエンザかも」と疑ってみて下さい。
「とりあえず、くまじろ先生に診察してもらうと良いと思いますよ。いきなり大病院に行ったりしなければ」
「本当はインフルエンザなのにただの風邪だと思い込んで村を出歩いて人にうつしてまわる。迷惑行為は一つでも減らせるよう努力しろよ」
「何よぉ。人を迷惑の鬼みたいに」
マメ講座
「さらに、インフルエンザのワクチンを打っておくことは患者さんや他のスタッフへの感染予防のためにもとても大切。
ただ注意しないといけないのは、
ワクチンを打った人でインフルエンザに罹った場合、
高熱や関節痛、全身倦怠感などの典型的な症状が現れないケースがあるということ。
インフルエンザに罹ったという自覚がなく、感染拡大のリスクになってしまうのは怖いことです。
風邪のような症状があったら、インフルエンザかもしれないと考えて、マスク、手指消毒の徹底で感染対策を怠らないようにしましょうね」