マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

2020-01-01から1年間の記事一覧

ねこさんたちに癒やしを

「ねこさんはいつものんきで良いね」 そんなことを言われがちなねこさん。 「全く、うちのねこさんはいつまでも、子どもみたいなんだから」 そんなことも言われがちなねこさん。 でもねこさんたちはねこさんたちで、おうちの人の面倒をみてあげているつもり…

ねこさんとの柿の木

実家に住んでいた頃、上の階から大量の水が降ってきました。 それはもうびっしょびしょの、水浸しになるくらい… 「どうしてくれんの?これ…」 どうやら水道管が壊れてしまったようです。 家の床がどんどん水浸しになっていくのを、ただ黙って見つめているし…

ポ村にやってきたイチイさん その2

前回の続き村長と一緒にポ村の医療機関を、見学しに来ているイチイさん。 都会の薬局で働く“薬剤師”として紹介されたパゴロウさんは、イチイさんの顔を見て驚いてしまいました。 なぜなら前にイチイさんを、見かけた事があったからです。 (この人…※モンスタ…

ポ村にやってきたイチイさん その1

村長と共に、ポ村の医療機関の見学をしに来ているイチイさん。イチイさんはマメチュー先生のストイックさに、驚嘆していました。 (すげぇ!) 一方パゴロウさんは村長とマメクスリカフェにやって来たイチイさんを見て、驚愕していました。 (ええっ!?この…

秋の味覚・銀杏 その5

前回の続き銀杏拾いをしていたマメチュー先生。銀杏は栄養価が高く、様々な薬効があります。「ただし…」 「ただし?」一方その頃、具合が悪くなり倒れていたもち三さん。くまじろ先生の問診に対し、何やら歯切れが悪い様子です。具合が悪くなってしまった原…

秋の味覚・銀杏 その4

前回の続き11月の日曜日の午後、マメチュー先生は三すくみの人たちのお手伝いをするため一緒に銀杏拾いをし、その後の処理を始めていました。 その頃てんまさんは、具合が悪くなって倒れているもち三さんと遭遇し、くまじろ先生の所へおんぶして連れて行くこ…

秋の味覚・銀杏 その3

前回の続き11月の日曜日の午後、マメチュー先生は三すくみの人たちのお手伝いをするため、一緒に銀杏拾いをしています。その頃、てんまさんは具合が悪くなって倒れているもち三さんと遭遇していました… 「マメチュー先生すげぇ!銀杏拾い名人!」 「一番拾ッ…

秋の味覚・銀杏 その2

秋の日曜日の午後、マメチュー先生たちは毎年楽しみにしている銀杏拾いをしています。 三すくみのお店に銀杏料理を出すために、ケイヒさんもお手伝い。 にゃこさんは見学中です。 銀杏はまず、黄色やオレンジに熟している種子を拾います。 熟している方が柔…

秋の味覚・銀杏 その1

秋のポ村をぶらぶらと歩いている女性が… てんまさんのようです。 「夏の暑過ぎる空気なんて別に好きじゃないのに、涼しくなると寂しさを感じてしまう…」何で秋って寂しくなるんだろう。 そばに誰かがいてくれないと寂しいよ… 急にてんまさんは、猛然と走り出…

ねこさんと湿布

にゃこさんは、ねこである。 お名前はにゃこという。 突然にゃすが、にゃこさんにはたくさんの大切な宝物がありますにゃ。 例えばおもちゃとか、マメがにゃこさんにくれたお友にゃちとか…でもそれよりももっと… にゃこさんにとって、1番大切な特別な宝物があ…

ねこさん兄弟

前にチラッと記事に書きましたが、ご近所ねこ、バーバラさんが自分の子どもたちを庭先に連れて来てくれたことがありました。 「可愛いな。赤ちゃんたちとも仲良くなりたいな」 と思ったのですが、赤ちゃんたちはママ・バーバラさんの影響を受けること無く、…

秋のひととき その4

前回の続き薬剤師の仕事に役立たせるために、色々な資格を所有しているマメチュー先生。今そんなマメチュー先生が資格以外に欲しいもの… 「薬草園…いいですよねぇ」 マメチュー先生は夢を見ているみたいに、語っています。 「家康も作ったという薬草園ですか…

秋のひととき その3

前回の続きかぼちゃシチュー用にポ村のきのこ、ぽのこを採取していたマメチュー先生たち。そこへまゆさんが、木じじいに怒鳴りながら突っ込んで来ました。木じじいは何だか幹に、ぽのこが生えてしまっています。「何だこれ、ぽのこじじい」まゆさんはてんま…

秋のひととき その2

秋の土曜日の午後。マメチュー先生たちはみんなで休憩中。そこにりーちゃんが、マルズさんのかぼちゃのタルトを届けに来てくれました。「おいしそう」 自然なかぼちゃの甘さを生かしたタルトです。 少ない量でも十分満足感を得られます。 「かぼちゃスイーツ…

秋のひととき その1

土曜日の午後、ポ村は秋の爽やかな空気に包まれています。 今日もマメクスリカフェのスタッフは、元気にお仕事。 土曜日のマメクスリカフェは午前中までです。 しかし雑用が色々とあるので、スタッフのお仕事は今日みたいに、午後までかかることもあります。…

ニャロウィン終了後

今宵はねこ森町でニャロウィンパーティーをしているとの事ですが、ねこさんたちは楽しんでいるのでしょうか? “いつも禁止されてる、菓子食うたろきゃ~!!”(ニャロウィンパーティーで、ハメを外したねこさんたちのイメージ) 我が家のねこじじいポにゃち…

ねこ森町のニャロウィンパーティー その7

前回の続きニャロウィンパーティー当日。ポ村からねこ森町のニャロウィンが始まる夕暮れまでに間に合うよう、パーティー会場に向かっていたねこさんたち。道中色々ありながらも、ちょうど日が暮れた頃にねこ森町に到着。ニャロウィンパーティーに間に合った…

ねこ森町のニャロウィンパーティー その6

前回の続き都会行きのバスを待っていた、薬剤師のイチイさんと出くわしたねこさんたち。ハロウィンの日に“とりっく・おあ・とりーと”と言ったのにお菓子をくれないイチイさんに対し、ねこさんたちからいたずらの刑です。「えっ?なんだよ…うわっ」 ねこさん…

ねこ森町のニャロウィンパーティー その5

夕暮れにねこ森町で行われる、ニャロウィンパーティーに間に合うよう、隣村であるポ村からテコテコ歩いて向かうねこさんたち。悪い霊がウロつくと言われているハロウィン。そしてそんな日にねこさんたちの周囲をウロつく、何者かの気配…一体何者なのでしょう…

ねこ森町のニャロウィンパーティー その4

前回の続き まゆさんからニャロウィンの日の特別なおまじない“Trick or Treat”を教わったねこさんたち。ダイちゃん・トト君・にゃこさんはたちはみんなでかぼちゃプリンを届けるため、ニャロウィンパーティーに参加するため、ねこ森町に向かうことにしました…

ねこ森町のニャロウィンパーティー その3

前回の続きねこ森町のニャロウィンパーティーに行くことになったにゃこさん。でもニャロウィンというのがなんたるかを、全く知らなかったのでまゆさんに教えてもらいました。ところがニャロウィンに出没するという、悪霊やら魔女やらの怖い話ばかり聞かされ…

ねこ森町のニャロウィンパーティー その2

前回の続き ハロウィン当日の朝、ねこ森町からダイちゃんが差し入れを届けに来てくれました。そんなダイちゃんや、いつもお世話になっているねこ森町の方たちにお礼がしたい。にゃこさんはまゆさんに頼まれ、ダイちゃんと一緒にニャロウィンパーティーをして…

ねこ森町のニャロウィンパーティー その1

まず始めにねこ森町で行われるニャロウィンとは、ハロウィンのねこさんバージョンの事です。そして今回もねこ森町のねこの皆さんに、勝手に出演してもらっております。ご了承下さいませ。10月31日 土曜日 ポ村の朝“ほとほと”とまゆさんの家の扉を、誰かが叩…

ねこさんの脳みそ

秋…肌寒くなると実家で一緒に暮らしていたぽんちゃんが、よく背中に寄っ掛かってきていたな…なんて事を思いだします。 背中に感じるねこさんの温もり。 ねこさんに甘えて乗っかられるよりは、寄っ掛かられる方が好きです。 そのまま机で作業も出来るし、そん…

眠れないよる

今晩はポにゃちゃんです。みなさん。 眠れにゃい夜は、ありまつか? 猫さんには眠れにゃい夜は、あんまりありまてん。 良く眠れまつ。すぐ眠れまつ!大抵眠っていますにゃ。 でも眠れにゃいんです…というあにゃた。 お薬…には安易に手を出さず、ちょっと瞑想…

一生仲良くなれない

こんにゃちは、ポにゃちゃんです。 皆さん、知っていますきゃ?人間という生き物には、色んな性格の者がいるのにゃすよ。 おねにゃんみたいに優しい人間と、全然そうじゃにゃい人間。 人間の世界だけじゃ無く、勿論ねこさんの世界にも色んな性格のねこさんが…

子コアラのココアちゃん その2

前回のお話キノコさんの営む駄菓子屋さんで遊んでいたにゃこさんたちと、子コアラのココアちゃん。 子どもたちとみんなで遊んでいたら、ココアちゃんが咳き込みはじめてしまいました。 風邪でしょうか?もしかしたら新型コロナ? キノコさんにココアちゃんを…

子コアラのココアちゃん その1

頼まれるとたまに、ベビーシッターをやっているマメクスリカフェの患者キノコさん。 今日は子コアラのココアちゃんを、預かる事になりました。 ココアちゃんのママは、ちょっとだけご実家に用事があるとのこと。 ママが帰ってくるまでの間、寂しがらないよう…

ポ村の夕暮れ その2

前回のお話今日は小料理屋三すくみで新メニューの発表会。 てんまは新メニューで使う蜂蜜を店に届けに来たのだが、店内に自分の知らない客がいたため、入れずにいたのだ。 「まゆちゃんもうすぐ来るかな? 早く一緒に新メニュー食べたいなぁ」 実はてんまは…

ポ村の夕暮れ その1

逢魔が時…。それは昼から夜に変わる夕暮れ時の事。 まだ辺りに街灯が灯る気配は無い。 すでに薄暗く、人の見わけがつかなくなってくる。 知り合いだったら顔が見えなくても歩き方だけで…いや足音だけでも分かる。 でも… いつも歩いているいつもの道なのに、…