マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

井の中の蛙、大海を知らず

我が家は、あまり外食をしない家族でした。


 子供の頃は、隣の祖母宅でみんなでお夕飯。


その為、母の手料理以外はほとんど知らずに育ちました。


母の手料理以外と言えば、せいぜい給食くらいです。

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なので初めてイタリアンのお店でパスタを食べたとき。


“ミートスパゲッティって美味しいんだ…
スパゲッティって美味しくない食べ物ではないんだ!”

 

と驚きを覚えつつ、そんな風に思ったものでした。


当時は母が作るものだけが、スパゲッティだと思っていたので。
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大学の頃から家を出ていたポあねが、実家に帰って来るたびに

 

「お夕飯作って-!」

と無邪気におねだりしていたポいも。

ポあねの作る餃子やお鍋は美味しいのです。

だから食べたいのです。

 

でもそれは、母の気持ちを考えなさ過ぎる言動だったようです。

 

「悪かったわねっ!料理が下手くそで!!」


完全に母を怒らせました。

普段は「夕飯作るの面倒くさいわぁ~」
とか言ってるんですがね…

やはりそれとこれとは別なのでしょう。


母の料理はオリジナリティが、突出しちゃってます。

 

オリジナルミートスパゲッティ

オリジナル餃子

オリジナルから揚げ

オリジナル牡蠣鍋
(これはもう匂いからして凄い)

 

しかしコロッケだけは唯一、お店のものより美味しいです。

祖母の味を受け継いだコロッケ。

ポテトコロッケと、タマゴコロッケです。
(タマゴサンドのように潰したタマゴが入っています)

 

美味しいんですが、コロッケで白米を食べられないタイプなので、必ずふりかけをかけて食べています。


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味オンチの人と、味覚が個性的な人の違いってなんでしょう…

 

好みは育った環境でも違ってきます。

 

ヨーグルトをご飯にかける

メープルシロップをベーコンに…

 

海外では当たり前の食べ方も、食べ慣れてない場合は、躊躇してしまう組み合わせ。

 

だからと言って
「味オンチ」
なんて言ったらきっと失礼になるでしょう。


昆虫食だって子どものころから当たり前だったら、きっと躊躇しないで食べられるのでしょうね。


出汁が嫌いな母だって料理が苦手なのでは無く、好みが個性的なだけなのかもしれない。

 

元々ポいもは、好き嫌いが多めなので、好みが母と違っただけ。


好き嫌いがない人たち…
食わず嫌いはしないのでしょうか?

 

何でも美味しく食べられる人は、ホントに羨ましい。


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好き嫌いがない人は、どんな環境になろうとも強く生きていけそうです。

 

きっとアナタたちみたいな人が最初にナマコとか、ウニとかを食べてみようと思ったのでしょうね。


食にストレスが無いのは、幸せだろうなぁ。


ただそんな人達でも、年齢を重ねると、味覚に問題が出て来ることもあるので気を付けて下さいね。

 

味覚低下=何でも美味しい
では無いんですよね。

味覚の低下は、なかなか自分では気付きにくいものです。

 

「美味しくなくなった」

「味覚が変わった」

など本人・ご家族が気付いた場合は、病気が潜んでいる場合もあるので、お医者様に相談してみて下さい。