マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

距離感

ご近所にお住まいの猫のバーバラさん。 

 

ポいもが一方的に興味を持っているだけなので、なかなかお友だちにはなれません。

 

バーバラさんと同居している他の猫さんも、たまに我が家の庭に遊びに来ています。

 

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でもその猫さんたちは、ポいもを一瞬見ただけで、命がけで逃走して行きます。

 

“仲良くする”所の騒ぎではありません。


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いつもお庭に来ている、すぐそこにいるのに、まだ猫さんにお触りも出来ていない。

 

当時、小学生だったポいもはそんな日々の繰り返しが、もう我慢できませんでした。

そして無理矢理襲いかかる。


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バーバラさんは、嫌な事されても噛みついたりするような方ではありませんでした。

 

なので勝手にお触りする事が、どのくらい嫌な事なのか理解出来ていなかったポいも。


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自分の感情ばかり押しつけようとする子ども。

 

嫌な事しかしない子ども。


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しばらく姿を現してくれなくなったバーバラさん。

 

動物と仲良くなるのは、難しい。

 

自分が、嫌な事をするもんだから、猫さんの姿を見ることすら出来なくなってしまった。


自業自得。

 

寂しく思いながらも、都度庭を確認してしまう毎日。

 

そんなある日-。

 


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まるであの日、襲われた事を忘れているかのように、寛ぐ猫のバーバラさん。

 

ポいも…安心しました。

 

彼女の姿だけでも見る事が出来る。

それからは少しずつバーバラさんとの距離感を学んでいく。


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動物との関係も、人間同士と一緒なんですね。